瀬戸内国際芸術祭とは?
今日は、女木島と男木島を1日でまわる予定です。
各島、約4時間ほどの時間があるので十分まわれました。
ただ写真を撮るのが好きな人や1つ1つじっくりと鑑賞したい人にとっては、半日だと少し足りないかもしれません。
女木島へのアクセス
<高松港 発券場>
●住所:香川県高松市サンポート8-1
●場所:地図
●金額:大人(片道)370円、小学校(片道)190円 / 大人(往復)740円、小学校(往復)380円
※2024年の情報
高松港 8:00発 ~ 女木島 8:20着


高松港の始発の船で向かいました!
アート島に向かうにふさわしい、可愛い色合いの「めおん(シマシマめおん)」に乗り込みます。
20分ほどで女木島に着くのであっという間ですが、ちょっとした船旅が楽しめます♪
12:20発のフェリーで男木島に向かうため、女木島に滞在できるのが4時間あります。
女木島港周辺アート
女木島は、おとぎ話の桃太郎に登場する「鬼ヶ島」のモデルとなった島として有名です。
祭典の年だけでなく、地図に描かれている観光は通年楽しめます!

女木港つくと、すぐにアート作品に出合えます。
●鬼の灯台
港すぐのところに海に向かって座っている鬼がいました。
灯台?とはと思いましたが金棒が灯台になっていました。
他ではみられない女木島ならではの灯台ですね!

●カモメの駐車場
防波堤にすらっと並んでいるカモメ達!その数はおおよそ300羽だそうです。
風が吹くと向きが変わったり、キシむ音が鳴き声に聞こえたり!


●モアイ像
港すぐの海岸沿いに「モアイ像」がいました!
モアイ像本家のイースター島と香川県高松市には深い繋がりがあったそうで、
イースター島の倒れてしまって放置されていたモアイ像を高松市のクレーンメーカーが立て直す、修復プロジェクトがあったそうで、その際にテスト実験のため造られたモアイ像が現在は女木島に設置されているとのことでした。
※こちらは通年見られます。


●20世紀の回想
実際は弾けるわけではないですが、椅子に座って触れることは可能なので、いかにも弾いているような写真が撮れます!


豊玉依姫神社




とても大きな龍のオブジェがありました。
祭典のアート作品ではなさそうですが、これも十分にすごいアート作品でした。
とってもカッコいいオブジェです。



とても人懐っこい猫が数匹いて癒されました♡
写真が可愛く撮れたのでつい載せたくなりました(笑)
鬼ヶ島大洞窟


鬼ヶ島と呼ばれている女木島ならではの観光地です。
洞窟は広く、夏でもひんやりと涼しかったです。
しかしなかなか怪しげな雰囲気を漂わせています。
中には鬼もたくさんいて小さい子供には少し怖いかも?
見どころが13ヶ所くらいあり、それぞれに説明がありました。
●住所:香川県高松市女木町2633
●場所:地図
●入洞料:大人600円、小人300円
●アクセス:徒歩やレンタサイクルでも行けますが、港からバスも出ていて10分ほどで行けます。
チケットを買いさっそく洞窟の中へ!入口も低く怪しげな感じ…



見どころがいくつかあり、それぞれ説明を読むことができます。
中には桃太郎神社も祀られていました。




洞窟の中に瓦に鬼の形をした瓦がたくさんあります。
これは、「オニノコプロジェクト」として香川県の中学生が主体となって作られているようで、毎年多くの中学生がプロジェクトに参加しているようです。


まだまだ見どころは沢山!最後まで楽しめました。
ゆっくりまわっても15~20分ほどで見れるので、他のアートも見なくては行けなくても気軽に見てまわれる時間だったので、祭典と合わせて行けるかと思います。




鷲ヶ峰展望台
鬼ヶ島大洞窟を出て徒歩で行ける展望台があります。絶景がみれますのでこちらも立ち寄ってみましょう!
洞窟をスルーして無料の展望台だけ行くことも可能です。



段々の風&住吉神社
●「段々の風」杉浦康益
とても景色がいい場所にある大規模なアートです。女木島の街並みと瀬戸内海が見渡せます。
背景と作品とが一体化を図った作品だそうです。



●住吉神社
段々の風のとなりにある神社です。
静かな趣で、本殿から後を向くとこちらもとても景色がキレイでした。



不在の存在



●「不在の存在」レアンドロ・エルリッヒ
客室はどちらも向こうに他の部屋があると思いきや、1つは鏡になっている不思議なお部屋でした。
中庭にある砂庭には、誰もいないのに何者かの足音や足跡、また息遣いまで感じられる作品になってました。
女木島名画座


古い倉庫を活用して造られた「女木島名画座」
昔のマンハッタンの劇場を再現されている小さなシアター。
瀬戸内国際芸術祭の期間中をメインんにopenしているが、不定期でイベントも行われていて中に入れる時もあるとのこと。
行きたいかたはサイトをチェックしておきましょう!





女根(めんこ)




●「女根」大竹伸朗
休校中の女木小学校の中庭で展開する作品です。
島で育った大きなヤシの木のまわりに独創的に飾られたタイルやらオブジェ!
なんだかとても不思議な世界に入ったような感覚でした。
女木島名店街
数人の美術作家の作品が集まった名店街。
たくさんの作品があり、なおかつ自分たちで遊べる作品が多く飽きずに楽しめました。
いくつか紹介していきます。
●「ピンポン・シー」原倫太郎+原游
独創的な卓球台がいくつかおいてあります。誰もが自由に卓球ができてとても楽しかったです。
私のお気に入りは、卓球台が木琴になっていて球がバウンドするたびに音が響きました♪



●「ティンカー・ベルズファクトリー」中里繪魯洲
tinkerには鋳掛屋、金物修理屋、下手な職人、いたずらっ子などの意味があるとのこと。
こちらも実際に作品に座りハンドルをまわして遊ぶことができます。




●「ガラス漁具店」柳建太郎
このアート作品の作家さんは漁師でもあるため、作品もガラスの漁具を大量に製造しているそう。
カッコいいイメージの漁師さんから、繊細なガラスのアートを作り出してしまうギャップがまたカッコいいです!



●「鬼ヶ島ピカピカセンター」岩沢兄弟
破棄される物を照明器具に大変身させアート作品にしたり、販売したりしている作家さん。
もともと捨ててしまうような物がこんなに素敵な作品に生まれ変わるのは感深いですね。
島で見つけた物から照明作品にして販売もしているようです。


●「ランドリー」レアンドロ・エルリッヒ
下記の写真は、洗濯物が回転している映像が流れている作品になっているが、
反対側は、実際に使えるコインランドリーとコイン乾燥機になっていました。
実物と虚構を混じられるところも作品の見方の一つになっているようだ。

女木島に行ってみて
島も大きくはないので、私たちは徒歩で周りました。
レンタサイクルもあったり、港から洞窟まではバスもあるので、自分の体力やどれくらいの滞在時間かによって決めましょう!
今回、4時間いましたが、作品を見るだけでしたら十分な滞在時間でした。
じっくり鑑賞したい人や、こだわりの写真を撮る人にとっては少し急ぎ足になりそうなイメージでした。
ただ男木島と一緒に1日で観光できるのは時間がない人にとっては便利です。
